2013年7月1日月曜日

7月4日第五回路地ゼミの内容とその準備について

第五回路地ゼミ—司会/赤池、補佐/渡部・佐々木
アルジェリア/ムザブの谷
□日時:7月4日(木) 15時〜

□内容
1.司会より始まりの言葉
 司会の赤池さんからの始まりの言葉です。(今日の路地の感想、最近の路地について思うこと等)

2.既往研究/『内と外の空間論—言語系の表現事例を通して—』
 前回のゼミの通り、第二期では既往研究の対象をより広範囲で考え、路地ゼミの歴史的な位置づけを行おうとしています。まずその最初として、『内と外の空間論』、特にその中でも言語による表現事例から論文をまとめた川上さんにその内容を解説してもらいます。というのも、「今日の路地」で何人かが文章で描かれた路地をとりあげていました。また、第一期で路地の認識の方法・評価として写真を用いてずっと行ってきましたが、写真以外にもそれが可能ではないかということが議論されていました。その一つとして文章で描かれた路地があげられましたが、その認識の方法・評価については明確な提案をすることはできませんでした。今回の既往研究でその端緒を発見できればと思います。

3.認識の方法『パラメータ』再評価の考察
 先週までにみなさんに収集してもらった路地写真・路地的なものを今までのものを含めた『パラメータ』での奥性の再評価を考察していきます。考察の内容としては、類型化、路地的なもののレーダーチャートの形が類似する路地写真との比較、設計への応用、別の認識の方法の発見となる予定です。最後の別の認識の方法の発見は、『パラメータ』による奥性以外の評価の発見も考察してみたいと思っています。
 奥性の再評価は、出来るだけ全員に行ってもらおうと思います。評価する際、一度全部の写真を見ることになりますし、評価しながら色々と思うことが出てくるので、ゼミでの議論がやりやすいと思います。評価の方法・手順等は、最後に書いておきます。

4.まとめ
 司会による今日のゼミのまとめです。

5.次回のゼミについて
 次回のゼミの日程、司会・補佐の確認、次回のゼミの内容についての確認です。


□奥性再評価の手順
 奥性のパラメータはこれまでと同様6つ(明暗、多孔性、シンボル、H/D、不可視性、集積性)です。これらのパラメータに対して、一人一つのパラメータを1〜5の5段階で評価してもらいます。つまり、数値が高いほど奥性が高く、数値が低いほど奥性が低くなります。例えば、明暗の場合では、暗いほど数値が高く、明るいほど数値が低くなり、不可視性の場合では、カーブの度合いや階段などによる高低差によって路地の先が見通しにくいほど数値が高くなります。各パラメータの評価対象と担当の人は主に次のようになります。

明暗(松岡) = 路地の明るさ
多孔性 (早田)= 窓、開口の数
シンボル (吉川)= シンボルの有無
H/D (渡部)= 建物の高さ/ 路地の幅
不可視性 (佐々木)= 路地の曲がり具合い、高低さ
集積性 (津田)= ものの溢れだしの度合い

 評価の手順ですが、ナンバリングした全路地写真が新しいサーバーの路地ゼミの奥性フォルダにあります。それを使って一枚一枚、各担当のパラメータを1〜5の5段階で評価してください。評価の記録は、路地写真同様に新しいサーバーの路地ゼミの奥性フォルダにある「奥性再評価」というエクセルデータに行ってください。それに評価を入れ終えたら、ファイル名に自分の名前を加えて新しいサーバーの奥性フォルダに入れておいてください。ここまでを、7月2日(火)15時までにお願いします。その後、ゼミまでに渡部さんと僕でデータを整理等していくので、遅れないようお願いします。



文責:佐々木 崇

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